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 小規模事業所の会計(1)

皆さんは会計的な仕事をどのようにこなしていますか?

会計は会社を経営する上でとても重要です。税務申告上どうしても必要、という側面もあります。そして、理解しづらく、わずらわしいことでもあります。

何とか手間を減らしたいが、必要な数字は正確に多角的に把握したい。 月単位で締め処理して年単位で月次損益のレポートが見たい。 財務・経営の資料となるレポートがほしい...と、贅沢を言い出したらきりがありません。

小規模事業所ではどうしたらいいのでしょうか? そこで、治郎吉商店の会計についてこれまでに経験したことをお話しさせていただきます。 ご参考になりますかどうか、、、


治郎吉商店は、創業時から、自社でできることは自社でやる、ことにしています。 伝票1枚の入力から申告、諸手続まで、ひとつひとつ勉強しながらやってきました。 最初は個人商店、次に有限会社に法人成りしました。 有限会社になってからは公認会計士に決算時の会計や財務の相談ごとをお願いしています。 そして株式会社に組織変更。 それでもなお、日々の伝票入力から決算書作成の下書きまで、社内で書類作成しています。

創業時からMacintoshに詳しいシステムコンサルタントとして、 会計処理もMacでやっていました。 個人商店時代は、売上管理はFileMaker、 青色申告のための決算書作成はExcelとマクロを使っていました。 マクロで自動作成した「総勘定元帳風」の書類を、 お世話になっていた青色申告会と税務署に持って行き、迷惑がられたものです。

その後しばらくの間、決算書作成には、 ある顧客向けに4th Dimensionで作成した仕訳ソフトを自社用に改造して使っていました。 貸方と借方に振り分けて、科目別に集計するプログラムです。

ある時、縁あって現在の公認会計士と出会い、 現金管理ソフト「カンパニーポケット」を共同制作しました。 それから現金はカンパニーポケットで管理するようになりました。 やがてこの仕組みに限界がきました。 有限会社に法人成りしたために会計がらみの仕事が増えたのです。

会計士に専用の会計ソフトを使うことを勧められました。 決算書の出力ができたり、自動仕訳を使って効率よく入力できたり、 自作ソフトにはない機能がたくさんあるとのことでした。 市販のソフトを評価した結果、使いやすさと会計士の薦めもあって、 「TRUE会計」(ホライズンブルー)を採用しました。 「TRUE会計」は、Mac OSのマルチウィンドウ環境で動作します。 仕訳入力、元帳、残高一覧をそれぞれ別のウィンドウに表示しながら作業できて、 入力内容がすぐに反映される作りになっています。 常々「世の中にはいい会計ソフトがない」と感じていて、 自社開発を検討してきましたが、TRUE会計に出会って考えを改めました。

売上管理ソフトはFileMakerベースで自社製でした。 売上管理といっても請求書発行と売上集計が主な守備範囲でした。 しかし当時のFileMakerでは複数テーブルを管理しにくかったのです。 顧客別売上集計などの売上分析にはExcelを使っていました。 これを4th Dimensionで作り直しました。 請求書・納品書・送り状を連続して出力したり、 月別だけでなく顧客別、作業分野別の集計レポートを出力できるようになりました。

現在ではさらに顧客志向を強めたシステムとして、 顧客中心設計(Customer Centered Design)で再構成され、 JiroClerkシリーズ「請求書発行システム」に変身中です。 新システムでは、複数の住所を保持できる、 コンタクト履歴を保持できる、などなどの機能を盛り込んで、 近日発売予定です。

あと申し遅れましたが、 賃金台帳は、毎年1年分のフォーマットをExcelで作って更新しています。 ここで計算した結果をTRUE会計に入力しています。 減価償却リストもExcelです。 毎月変化した項目をメンテナンスしておき、 決算時にまとめてTRUE会計に入力します。

それでは次のページでモジュール化した各会計業務についてお話させていただきます。

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